お中元は心を込めて贈りたい
日頃、お世話になっている方に贈るお中元は、おざなりにならず心を込めて贈りたいものです。
結婚するとお世話になった人、また夫の上司などにお中元を贈ることも出てきます。
そんな時、恥をかくことなくマナーよく贈りたいものです。
お中元は昔、東日本と西日本で贈る時期に違いがあり、通常東日本の場合、7月初旬から中旬くらいまで、つまり1日から15日くらいだったといいます。
西日本の場合、東日本よりも1か月遅れで、8月の初旬から中旬とされていましたが、現在は東日本同様、7月初旬から中旬くらいまでとなっているようです。
うっかり忘れてしまい、この時期を過ぎてしまったときには、暑中見舞い、残暑見舞いという形で贈答品を送るようにすればいいと思います。
お中元の贈り方、熨斗紙の種類など
お中元には熨斗紙をかけますが、この場合、一般的に紅白の5本花結び、もしくは蝶結び、熨斗のついたデザインで贈るのがマナーです。
表書きは濃い墨で楷書体で書き、上書きには水引の中央の結び目の上にお中元、水引の結び目の下部分に献辞となるお中元という言葉よりも小さめに名前をフルネームで入れます。
本来であればお中元はあらかじめもっていく先に確認し、ご在宅の時間帯に合わせて持参するの場マナーです。
しかし近頃はお互いの都合を合わせることも難しく、また遠方に住んでいる方もいらっしゃるため、デパートからの直送、また宅配を利用することが多くなっています。
身内、友人には電話で贈ったよと伝えてもいいと思いますが、お世話になっている方には、挨拶状をつける、また届くころにお手紙、おはがきなどを出すことが礼儀です。
いただく方も、近況などが後からお手紙などで知ることができると喜ばれると思います。
表書きの名入れ、相手の方の立場で違う
お中元の表書きですが、個人名で贈る場合にはフルネームで贈るのが基本です。
ただし、目下の方に贈る場合は姓のみでもよしとされています。
連名で贈る場合には、水引の結び目の下、右に目上、左に目下の姓です。
連名の場合、一般的に3名までといわれています。
連名で3名以上いる場合、代表者の名前をフルネームで書き、「他一同」とし、代表者以外の名前は中包みに書くのがマナーです。